太陽光発電作業中に遭難か…行方不明となっていた男性が発見 脱水症状みられるも自力で下山 千葉・鴨川市
フジテレビ 社会部
(記事とニュース映像は↓こちらから)
https://www.fnn.jp/articles/-/849202
記事には「太陽光発電所で」とありますが、発電所は未着工です。計画進行には事業地境界線の確定が必須。しかしそれが未確定のようで、そのための測量だと思われます。作業員の方がご無事で本当によかったです。
「こんな低山で遭難?」と驚かれたかもしれません。しかし、冒頭の映像でもおわかりになるとおり、房総丘陵は実際には、無数の深い谷と尾根が連なる非常に険しい地形です。150ヘクタールもの広大な面積にわたって、これらの山々を削り谷を埋めて平たい斜面を作り出すという計画がいかに無謀かを示しています。
今月に入って、工事アクセス路の設置準備と称する作業(木材伐採等)も強行されているようです。なお、このアクセス路と称するものは、林地開発許可を得た工事計画図には存在しません。
アクセス路入り口と称する位置には、ニュース映像にあるこの林道(市道)が隣接しています。風化が進む脆い土壌に通る狭隘な未舗装の山道であり、奥の方は片側が切り立った壁、もう片側がガードレールのない深い谷です(写真参照)。作業に向かった車両はバックで戻るしかありません。下請け孫請けの作業員の方々の安全が確保されているのかを強く懸念します。


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